古川展生 Nobuo Furukawa
桐朋学園大学卒業。チェロを故・井上頼豊、秋津智承、林峰男の各氏に師事。1995年第64回日本音楽コンクールチェロ部門第2位入賞。1996年ハンガリーのリスト音楽院に留学。 1998年帰国後、東京都交響楽団首席チェロ奏者に就任、現在に至る。 2003年第2回齋藤秀雄メモリアル基金賞受賞。ソリストとしても、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者を中心とした室内オーケストラ「トヨタ・マスター・プレイヤーズ、ウィーン」、レニングラード国立歌劇場管弦楽団との全国ツアーを含め、国内外のオーケストラ、著名指揮者との共演も多数。 2010年6月には、ハンガリー/ソルノク市立交響楽団の定期演奏会に招かれ、ドヴォルザークとエルガーのチェロ協奏曲を熱演、ブタペスト市聖ミハーイ教会でもリサイタルを行い、いずれも絶賛を浴びた。 全国各地においてソロリサイタル、室内楽の活動を展開するほか、サイトウ・キネン・オーケストラ、宮崎国際音楽祭にも毎年出演するなど、精力的な活動を続けている。 また、他ジャンルのアーティストとのコラボレーションも積極的に行うなど、クラシックにとどまらずポップス、ジャズ、タンゴと幅広いフィールドで目覚ましい活躍を続け、映画「おくりびと」ではテーマ曲のソロ演奏を担当するなど、人気、実力ともに各方面から最も注目を集めているチェリストである。 これまでに多数のソロアルバムをリリース。また2007年には、藤原道山(尺八)、妹尾武(ピアノ)とユニット「KOBUDO―古武道―」を結成。 日本の伝統と感性を大切にしながら様々な音楽のルーツを取り入れ、あらたな音楽の創造を目指し演奏/制作活動を展開している。
古川展生サイト: http://furukawanobuo.com
第72回定期演奏会 2011年4月10日 みなとみらい大ホール