運営委員長ごあいさつ~北原幸男氏を常任指揮者としてお迎えしました~
北原幸男常任指揮者就任記念 町田フィルハーモニー交響楽団第91回定期演奏会にようこそお越しくださいました。団を代表して御礼申し上げます。
当団は1975年の創立以来、「すばらしいアマチュアオーケストラ」を目指し、町田市在住の故荒谷俊治先生(2020年逝去)を音楽監督・常任指揮者にお迎えし、以来40年近くにわたってその薫陶を受けてまいりました。荒谷先生は、音楽の指導はもとより、オーケストラとは単なる音楽愛好家の集団ではなく、地域にとって必要な社会的な存在でなければならない、とお考えになり、日ごろから私たちにその教えを説いてくださいました。その精神は今も変わらず当団の活動における考え方の柱となっております。
こうしたことなどから、生前の荒谷先生の当団への貢献に感謝するとともにその功績を讃え、本年「永久名誉指揮者」の称号を贈ることといたしました。
荒谷先生は2011年に退任されましたが、在任中から当団の将来を案じ、常にご自身の後任となる方を考えておいででした。それが、本日、当団の常任指揮者としてのデビューとなる北原幸男先生です。改めて申し上げるまでもなく、北原先生は日本を代表する指揮者のおひとりですが、当団とは2009年の第69回定期演奏会の初顔合わせ以来、10年以上にわたり9回の演奏会で指揮していただきました。長い年月をかけてお互いのことをよく知り、信頼関係を深めていくなかで、当団としても常任指揮者を北原先生にお願いしたいという機運が高まり、昨年に就任を要請したところご快諾いただきました。
当団は来年創立50周年を迎えます。荒谷先生によってここまで育てていただいた町田フィルは、今後、北原先生とともにどのように成長していくのか、地域の皆様方に温かく見守っていただければ幸いです。
最後になりますが、30年以上にわたってコンサートマスターとしてオケを引っ張ってこられた吉井孝子さんが、この演奏会をもってその任から勇退されます。音楽の勉強を専門的にしてこられた吉井さんは、私たちにとって大変頼りになるコンマスでありました。寂しくないと言ったら噓になりますが、これも一つの節目であり、次期コンマスも時間をかけて育てていただきました。これまでの当団への多大なる貢献に心より感謝申し上げます。ドヴォルザークの謝肉祭では、ぜひ、渾身のソロをお楽しみください。(第91回定期演奏会プログラムより)
2024年4月7日
町田フィルハーモニー交響楽団
運営委員長 成沢 重幸