1975年1月、「町田市民の手で、音楽を通じて相互の親睦研鑽を深め、あわせて地域音楽文化の発展向上に努めるオーケストラ」との有志の呼びかけに応じ、町田市及び近在の音楽愛好家が集まり、「町田市民管弦楽団」が発足した。同年10月、第1回定期演奏会を開催した。77年9月、「すばらしいアマチュアオーケストラ」への飛躍を期し、「町田フィルハーモニー交響楽団」(町田フィル)と改称した。

結成当初から故荒谷俊治氏(当団元音楽監督兼常任指揮者、永久名誉指揮者、2020年逝去)の薫陶を受け、年2回の定期演奏会(90回)、《つくし野オペラコンサート》(1984~95:12回)、町田市民ホールにおける《第九交響曲》(1978-2012:12回)、《メサイア》(1986~2005:7回)、バレエ《くるみ割り人形》《白鳥の湖》等(1981~2009:9回)、オペラ《ボエーム》(2007)公演等、多方面にわたる演奏活動を行ってきた。

1995年、町田地域の音楽文化の発展に寄与した功績により「町田市民一般表彰」を受彰。

また町田地域外の活動として、ベルリンフィルハーモニーホールでのベルリン・アカデミー・オーケストラとの交歓演奏会(2000)、沖縄県先島地方(平良市、石垣市)でのベートーヴェン《第九交響曲》初演演奏会(2002)なども行った。その他複数のアンサンブルが活動しており、町田市表彰式における祝賀演奏、小学校校歌歌唱会、社会福祉施設ミニコンサート、小規模オペラなど、地域での様々な公演も継続的に行っている。

2024年1月、北原幸男氏が常任指揮者に就任。

創立20周年記念第40回定期演奏会 (撮影:勝山基弘)
  • 創立20周年記念の町田フィルハーモニー交響楽団演奏会  (1995年5月 東京芸術劇場)
  • マーラー作曲:交響曲第2番「復活」 指揮:荒谷俊治,合唱:町田フィルハーモニー合唱団